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 活動報告 
◆これからどうなる  2000.8.15

春、秋の大会がいずれも緒戦敗退という結果に終わったトラッキーズ。監督の責任問題も一部で 浮上するなか、のんきに煙草をくゆらす監督のN氏にインタビューを試みた。
 
―― 秋の大会は残念な結果に終わりましたね。
「まあ暑いなかでみんなよくやったと思うよ。試合内容などすべてを含めてこれが今の我がチーム の力だと思う。」
―― カンノ投手の乱調は誤算だったのでは。
「カンノは責任を感じているようだけど、彼一人の問題ではない。いろいろ な要素が複合されて大量失点につながったと考えているから、あの4回だけをみてどうこうは言え ない。」
―― 具体的には?
「目についたところでは、打線が簡単にフライをあげていたこと、、2回に無死満塁で1点しかとれ なかったこと、またピンチの場面でのバックの対応などかな。あとはチーム全体として、場を盛り 上げて流れをこっちに引き込むことができなかった点や、相手投手を見て、これはいつでも打てる、 というような慢心が生まれてしまったことが負けへの道になったね。」
―― ではそのあたりが今後の課題になりますね。
「うん。特に重要なのはやはりムードだろうな。みんなで声を出して、ひとつのプレーを盛り上げて いき、試合の雰囲気をこちら側に持ってくることが大切だ。これは野球の技術は必要ないから、 気持ちだけあればできることだろう。」
―― 技術的なことではどうですか?
「技術というか、チームとしての戦い方を考えなければ。例えば『今日のピッチャーはコントロール が悪いからよく見ていけ』とかそういう全体の方向を作っていく。こんなことは普通のことだと思う けど、うちは今までそれぞれの選手がそれぞれの考えで打っていたからね。やっぱ『FOR THE TEAM』 の精神が必要でしょ。
個々の技術については、この年齢で、週一回の練習ではそうそううまくなるものでもないから、最低 ここまでは、というところまでできてくれれば十分なんだけどね。個人で練習するかといえば、そん な暇ないだろうし、生活のなかで草野球の占めるウェイトがどれくらいあるかは人によって違うし。」
―― では監督としてチームの今後の方向性をどうお考えですか?
「楽しむ野球か勝つ野球か、というジレンマは常にあるんだけど。チームを作った頃は野球をやれる だけでいい、という感じだったが、やはり勝ちを追求する野球に移行すべきだと思う。そこで重視 したいのはやはり守備。1点も与えなければ負けることはないのだ。」
―― おお
「そのためにはポジションを確立しなければいけない。けど現状は試合でいきなり『セカンド守って くれ』なんてこともあって、選手には申し訳ないと思っている。けっこうその場しのぎの繰り返し になっちゃってるんだわ。」
―― 選手間の陰口も増えているようで。
「(苦笑)まあしょうがないでしょう。でも苦情や不満や意見は直接聞きたいね。一部の選手とは いろいろ話を聞くこともあるけど、私のやり方やチームの方向についてどう思っているのか、 みんなに聞くようなそういう場を設けることも必要だな。」
―― まだまだ変革の可能性はありますね。
「そうね、ここまでの7年で布石は打ったから、21世紀のトラッキーズはもうすごいことになる だろう。期待して欲しいね。」

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